人生全てネタ

普通を普通にできない人が、普通について納得できるよう考えていくブログ。当たり前ができない人の、生活のための努力と諦め。もうすぐ三十路になります。

サインバルタ飲んでた時の感想

現在は服用していませんが、以前サインバルタというお薬を服用していました。備忘録も兼ねて、その時のことを書いてみようと思います。

 

サインバルタが処方された経緯

私が最初に精神科を受診したのは、大学4年の卒論を書いている時期でした。とにかくしんどくて、講義やゼミの時間が守れない、寝てしまう。そんな状態を見かねた担当の教授が、知り合いの精神科医を勧めてくれたのです。

その時は、内科的な問題はないので、反復性のうつだろう、という診断を受けました。その際に処方されたのが、サインバルタでした。

 

結論:私には合わなかった

現在、私は双極性障害の診断を受けています。専門的な話になりますが、双極性障害には三環系の抗うつ薬の使用注意が必要だとされているそうです。

双極性障害とは、単なるうつだけでなく、うつ状態躁状態を繰り返す病気なのですが、躁転する危険性が高まるとか。

最初は反復性うつの診断を受けていましたが、サインバルタを一年ほど服用しているうちに、変に活発な感じになっていきました。具体的には、一月に何度も夜行バスで都心に出かけたり、突然犬を飼い始めたり、などです。

活発になったことで、「うつが治った」という感じはありませんでした。当時は、そんな自分がおかしいとは思いませんでした。

今思い返すと、これが躁状態(もしくは混合状態?)だったのかな、と思います。

やがて、不穏な気分が高まり、最終的には入院に至りました。しかも、最初は隔離病棟にも入りました。

サインバルタ躁状態を誘発したかどうかはわかりません。しかし、この出来事がきっかけで、双極性障害の診断を受け、サインバルタの処方が中止されました。

 

医師は最初から双極性障害と診断できなかったのか

見出しの答えから言うと、恐らく不可能だったと思います。熟練の医師でも、最初から双極性障害を見抜くのはとても難しいそうです。理由としては、

大体この3つです。特に、一番最後の項目が厄介だと思います。患者自身にも、躁状態の自覚がないわけですから。

双極性障害Ⅱ型の場合は特に、躁状態といってもそこまでおかしくなるわけではないので、「あれ?最近なんか元気だぞ!」くらいにしか思わないことが多いそうです。

そういえば私も、大学の夏休みにアルバイトでほぼ30連勤したりとかしてました。しかも、1日に2つとか。

一方で、双極性障害の診断をする上で参考になるのは、

この2つが、とりあえずメジャーなところだそうです。

双極性障害は遺伝の要素が強い、と言われています。私の場合、他ならぬ父が双極性障害の診断を受けていました。

 

薬レポ:慣れるまでは副作用がつらい

結果的に私には合わなかった薬でしたが、服用してどんなことが起こったかを書いてみます。

処方されて一月くらいは、吐き気に悩まされました。ただ、バイトできるレベルなので、まあ耐えられる?くらい。

あとは、食欲の減退。副作用のせいなのか、うつの症状なのかは分かりませんが、食べたいという欲求が消し飛びました。体重も激減。多分半年で10キロくらい減りました。

ただ、気分的には改善された気はします。ガチで「死にたい…」っていうのが、「あー朝来なければいいのにな…」くらい。

死なずには済む程度ですかね。

 

まとめ

とりあえず、医師の言うことは聞きましょう。処方された薬は言われた通りに飲むことが大切です。その過程で、診断が変わったり、症状への適切な対応が構築できたりしていきます。

症状や有効な対処法は人それぞれ。医師と共に無理のない試行錯誤が必要なんだろうな、と思います。