人生全てネタ

普通を普通にできない人が、普通について納得できるよう考えていくブログ。当たり前ができない人の、生活のための努力と諦め。もうすぐ三十路になります。

休めとか言われてもさあ

うつ病の人に対してありがちなやつ

「とにかく休養が大切」

「治ったと自己判断せず、仕事などには慎重に復帰するべし」

どこかに相談しても、今は休むべき時だからなにもしなくていいんですよ、みたいな慰め?励まし?みたいなのくれるんですけど、

医療費も生活費も湧き出てはこない

このまま休み続けて収入なくなったりとか、最悪退職せざるを得なくなって途方にくれたりとか、とにかく生活に困ったらどうしてくれるんだよ。そういう言葉は医療職者の立場以外が発するとしたら、ただの自己満足に過ぎない。だって生活の世話してくれるわけでも責任取ってくれるわけでもないじゃんね。

いや、そう声をかけたくなる気持ちは分かるけどさ。

正社員なら簡単には解雇できないから思う存分休養して復帰すればいいとか抜かすけど、そんな図太い神経してたら多分精神科にお世話になることはないよな。非正規なら速攻で契約切られますよ。メンタル要因で動けなくなった人間に対する、そういう世間の暖かい目(とか傷の舐め合い)って、本当に無責任なんじゃないか。

私に関しては、配偶者の存在のおかげで現在は大分安定はしてきました。調子悪くてもまた持ち直すまで休んでいられる。どっちかがつらい状態になっても、2人いるから支え合っていける(と思う)。

今後、配偶者に愛想尽かされるんじゃないかという不安が発生する可能性は否めませんが、今の感じならまあなんとかやってける気がする。この「気がする」って言うのが重要。気の持ちよう、なんて言葉がありますが、その気になれる環境を整えないことには何もならない

 

不安とか鬱とかしにたい…みたいなのって、大体が当分の生活を保障されると改善すると思うんですよね。うつ病患者に一億円あげたら治ったから鬱は甘えみたいな話がありますが、ぶっちゃけ金は特効薬だと思う。当分先の将来(できれば寿命まで)の生活不安が解消できて、やっと治療に専念できるってもんです(あくまで改善する可能性の話であって、完治や寛解の話ではない)。

お金がなくても生きてはいけるが、それができるのはある程度健全な精神状態と健康な肉体あってこそだと思うんですよね。今服用しているその薬、お金がないと買えないですよ。健康保険に入ってなければとんでもない金額になっちゃいます。今それを買う手段がなくなってしまえば、治療を進めることすらできない。

もちろん、金なんてあってもどうしようもないつらくて発狂しそうで対処法がないからもうしぬしかない、みたいな精神状態もありますが。そこまで追い込まれるリスクもまあ、少しは軽減できるかもしれませんね。

 

結論:将来の不安を取り除くにはお金が有効

本当に心身を休めるためには、長期間の生活の保障が必須だと思うんですよね。共感や同情は生活の糧にはならない。

逆に仕事を辞めても、当分の生活に困らなければ、

「よし、もっかい頑張ってみるか」

みたいな気分にもなるってもんです。