人生全てネタ

普通を普通にできない人が、普通について納得できるよう考えていくブログ。当たり前ができない人の、生活のための努力と諦め。もうすぐ三十路になります。

方言と安心感

私は元々、某雪国の出身で、関西の流れをくんだ方言を喋っていました(関西弁とはかなり程遠い)。そして現在は関東住まい。住み始めて2年経たないくらい。いわゆる「標準語」と言われるようなイントネーションが主流ですね。

そんな地域で、ポロっと地元訛りが出ると、「関西の方ですか?」と聞かれたり。今は仕事などでは大分適応してきましたが、細かい単語のアクセントの違いを指摘されることもあります。

 

子供を相手にものを教える仕事ですから、コミュニケーションはとっても大事です。相手に隔たりを感じさせないようにするには、意識して同じ言葉や同じ言い回しを使う、という事が意外に効いてきます。

やっぱり、一人だけ違う言葉を使うのは、疎外感が半端無い。相手からしても、なんかよく分からない違和感を感じると思うのです。

 

逆に地元に帰った時などは、地元の方言をガンガン使います。特に、親しい(と思われたい)相手には意識して出しています。どんな年齢層でも、これは効きます。私も地元方言ネイティブですから、言葉選びや発音まで、そこまで神経質にならなくても、気兼ねなく発言できます。

 

大学時代、どちらかというと様々な地域から学生が集まっていました。それぞれの地方の方言や訛りがあって、それぞれが違う言葉を話す。そういうところでは、変な疎外感や違和感なんかは感じずに、地元とは別の意味で気兼ねなく発言できたような気がします。

 

何が言いたいかというと、自分でもよく分からないのですが、多数が共通の言語を話す中で別の言葉を喋っていると、なかなか溶け込むのが難しいということ。不可能では無いし、別の方言を個性として押していくこともできるけれども、輪の中に入れても一定の「よそ者」感は免れない可能性が高い。

逆に、いろんな人がいた方が、違和感なくやっていけるような気がする。

郷に入っては郷に従え、なんて言葉がありますが、あらゆることにそれが言えるなあと思ったのでした。